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時代で選ぶ - 明治

節分の「鬼の眼」とイワシ

甲州では節分が近くなると、屋根より高いところに、「手すくい」と呼ばれる麺類をすくう竹製の道具や目の粗いザルに、とげとげの葉をもつネズミサシの枝を一緒にくくりつけます。かごの目は鬼の眼であり、今後起こりうる悪いことの「芽」にも見立てています。この目をたくさんつぶすと、一年の災いが減少するという信仰があります。人々はこの「鬼の眼」に向かって「鬼のまなこをぶっつぶせ~」と大声で唱えながら炒った大豆を投げます。


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また、門口には焼いたイワシをヒイラギの枝に刺し、その匂いと煙で悪魔を退散させ、様々な災いから家を守っていました。山梨県内各地の旧町村誌を見ると、そのイワシを焼くときに、悪い虫や鳥、獣、苦手な人等の名前をあげて「〇〇の口焼き・・・」と唱えながら「ペッペッペッ」とつばを吐きかけ、黒くなるまで焼いたという記述もあります。
このような節分風景は昭和40年代はじめころまでは甲府盆地周辺地域ではどこでも普通に見られましたが、いまでは忘れ去られつつあるようです。しかし市内甲西地区落合では、現在でもこの甲州の節分行事を守りつないでいるお宅があります。

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