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時代で選ぶ - 明治

くん炭を作る籾殻焼き

令和3年12月に、甲西地区東南湖地区、市内最南東部の田方(たがた)で行われていた籾殻焼きの作業。


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籾殻に埋まっている煙突の根本の方は笠のように広がっていて、籾殻をいぶし焼きして、籾殻くん炭を作っています。
出来るだけ無酸素の状態で温度を上げ、炭化(いぶし焼き)させます。籾殻はただ燃やしてしまうと、白い灰になってしまいます。
出来上がった籾殻くん炭は、畑の土に混ぜると、土壌の栄養素が増したり、土質がふかふかになるなど、作物栽培に様々な効果のある優れた土壌を作り出してくれるそうです。
しかし、平成時代以降になると近隣の住宅事情もあり、稲刈り後の水田でもくもくと煙を上げる籾殻焼きには、だんだんと遭遇しなくなりました。
焼く前の籾殻であっても、畑にまくことで土壌改良力があります。その他、昭和期のまでの先人たちは、籾殻を緩衝材や断熱材、吸湿剤などの用途で幅広く利用してきました。甲府の雛問屋で作られた古い雛人形の中にも、籾殻が詰め物に使われているものがあります。

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