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時代で選ぶ - 昭和

ハリウッドの花摘み

 春先に、上八田の果樹地帯を歩くと、スモモの花を枝からもいで集めている上八田の方々に出会います。
花粉を集めるための花摘みは、果樹地帯の春本番を告げる風景です。

 上八田では、昭和40年代後半になると、養蚕をやる家はなくなり、西野や在家塚、百々一帯からつづく一面の果樹地帯となりました。その頃から現在まで、上八田も南アルプス市のスモモ生産量日本一を担う地域の一つとです。

 この「ハリウッド」という品種のスモモの花粉は、同じスモモの「貴陽」の受粉用として白根地区で多く使われています。
この樹の花が果樹地帯で年度末にいち早く咲き始めると、春の訪れを感じさせます。


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 集めた花は葯採取機がある農協へ農家ごとに持ち込み、セルフで機械を動かしてその日のうちに花粉の入っている「葯」という部分だけ取り出して、家に持ち帰ります。
その後、家の中に広げて開葯させたのち、容器に集めて受粉に使います。一部は冷凍保存するために密閉して農協の冷凍貯蔵庫に預けておきます。
冷凍保存したものは、来年以降に使用されます。
 栽培の難しい「貴陽」が実るのは7月。3月頃行われる5回の授粉作業のあと、これから摘花に摘果など数々の世話を経て大切に育てられています。

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