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古市場稚蚕郷土飼育所

稚蚕飼育所(ちさんしいくじょ)とは、養蚕における、稚蚕期の飼育のために造られた建物のことです。蚕は孵化直後の稚蚕期の飼育が最も難しいため、昭和20年代以降は集落ごとに24時間管理で稚蚕を飼育するための共同施設が多く建設されました。

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甲西地区古市場には、昭和36年に大部屋構造の土室稚蚕飼育所が颯工されました。
稚蚕所は使用する地域住民が選択した稚蚕の飼育方法によって、群馬県発祥の「土室育(どむろいく)」を行う大部屋構造と、長野県発祥の「天竜育(てんりゅういく)」を行う小部屋構造の2方式に大別されます。
このほか、土室育は櫛形地区風新居地区でも採用されていました。

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