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沓沢山の神 大栂

山への入口に立つ栂の巨木で市指定天然記念物。かつては千年栂とも呼ばれました。根元には山の神を祀る4基の石祠が安置されています。戦国時代名取将監がこの山の神に狩りの成功を祈った伝承も残されています。


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山の神が山開きをする祭りは1月17日で、昭和の初期頃までは、大曽利や沓沢の若い衆が夜の0時を過ぎると山の神にお参りし、山での安全を祈願したそうです。
沓沢では3月4日にも行われ、露天商が4、5軒立ち並び、子どもからお年寄りまで大勢の人々がお参りに来たそうです。
沓沢の山の神の大栂はいつから生育したのかわからない。この山の神の大栂は、昭和59年に村の天然記念物に指定された。
岩盤の上ともいえる痩せた尾根に、何百年も生育して今でも樹勢が衰えず繁茂している姿には、崇敬の念が感じられる。


所在地/南アルプス市芦安芦倉1290-1
所有者、管理者/南アルプス市
指定年月日/昭和59年11月26日
備考/
樹高…27.68メートル、目通り…3.8メートル、根周り…5メートル、枝張り…東西20メートル、南北24メートル、根の露出部分…東西20メートル、南北24メートル

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