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時代で選ぶ - 昭和

築山のどんど焼き

 築山のどんど焼きでは、御勅使川扇状地の扇頂部分に近い築山の根方に、もみの木を使った巨大な左義長(さぎちょう)型のオコヤがつくられます。

 築山区のオコヤを作るために必要なモミは、数日前に神主さんに見立ててもらい、築山区の山方に生えるものの中から選び出されるそうです。
神木となったもみの木はお神酒をかけてお参りした後、チェーンソーで伐採し根方に降ろされて、どんど焼きの前日に行うオコヤづくりに使われます。


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 オコヤはまず、大まかに神木の枝を切り払い、幹をオコヤの大黒柱になるように真ん中に立て、その周りに何本か骨組みになるように竹を配してオコヤの直径を決めるように縄などで縛ります。

次に、出来た骨組みを覆うように葉のたくさん付いたモミの枝を配して縛っていけば完成です。出来上がったオコヤの中には、各家から持ち寄った正月飾りやダルマなどを入れます。
 点火してそばらくすると、築山のどんど焼きの魅力がさく裂します。
火が入った直後から、闇夜を切り裂くように「バリバリッ、バリバリー」と火のついたもみの木が叫び始めるのです!
耳をつんざくバリバリ音にビックリしている間もなく、今度は、オコヤから夜空をなめんばかりに大きな炎が立ち上がり、その目の前の光景が持つ迫力にも圧倒されます。
もみの木の葉は固い針状で、枝にびっしりとついているので、その細かい葉が、音を立てて燃え、灰に変わるまでの一瞬のきらめきを火の粉にして散らします。その美しいこと!
 炎の勢いが落ち着いてくると、人々がオコヤを焼いた炎の周り近くに集まり、カラフルに彩られた繭玉を焼き始めます。
ここでは火が大きいせいか、繭玉を刺している枝も、他地区に比べてかなり長く立派な枝が多いです。
爆音が闇夜を切り裂き、巨大な炎の周りにまるで小菊を多数配したような火花の美しさは圧巻です。

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