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時代で選ぶ - 昭和

野々瀬郵便局

 現在は営業していませんが、櫛形地区上市之瀬にある、道に面した大きなパステルグリーンの観音扉が印象的なその野々瀬郵便局は、形西小学校の向かいに、県道伊奈ヶ湖公園線を挟んで立っています。

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 野々瀬郵便局は、昭和12年12月1日に現存する建物が建てられ、「野之瀬郵便取扱所」として開業しました。
 その後15年に郵便局として新たにスタートを切っています。

 郵便局は昭和50年代とその後とで2度移転していますので、最初の建物は当時のまま、古写真に写る姿をとどめています。
 現在も建物を所有する、初代野々瀬郵便局長山本氏のご子孫が、当時の画像と資料を2018年に文化財課に寄贈してくださいました。
この写真には「取扱所」の文字が見えるので昭和15年以前ということがわかります。
 お客さんと事務所を隔てる格子窓の内側の木枠に「150」の表示があります。この数字は、もしも郵便局に強盗が入ってきた場合には、この身長150㎝の目印でもって、強盗犯の身長の目安を得るための工夫だそうです。
 外観を眺めると、屋根のてっぺんの瓦に〒マークが入っているのを見つけることができます。
 外側の窓枠にはめられていた鉄格子は戦争時に切って供出してしまったそうです。
 建物内には、郵便局時代の備品もいくつか遺されていました。パステルグリーンの彩色は昭和40年頃に塗りなおしたものだそうです。やはり、この色味が流行った時期なのだと思われます。
 この野々瀬郵便局跡建物の左隣にはJA南アルプス市野之瀬支所、消防倉庫を挟んで右隣には現在営業中の野々瀬郵便局があります。
 野々瀬村では最初の郵便局ということもあり、この地域の皆さんの記憶に深く残る象徴的な建物です。

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