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紙本墨書大般若経561巻

大般若経は唐の太宗の命によって玄奘三蔵(602年~664年)が梵本から訳したものです。
「般若」とは、さとりに至るための知恵という意味で、古くから霊験あらたかな経として、しばしば書写・版刻の上、寺社に奉納され、いろいろの祈願のために読誦されてきました。この経典は建長6(1254)年、武田信義の孫信長が願主となって武田八幡社に奉納したものですが、明治初年の神仏分離令により同社の管理寺であった法善寺に移され現在に至ります。
良質の楮紙の折本で各巻頭には「願主源信長」等の署名があります。
奥書によればその頃の甲斐の大寺平塩寺(市川大門)、大善寺(勝沼)等の学僧によって写され校合されたものです。
質実剛健な源氏納経の代表的なものとして全国的にみても誠に貴重な文化財です。

指定年月日/明治38年4月4日
所有者、管理者/加賀美・法善寺蔵


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