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にしごおりの人も愛した甲府の雛問屋「松榮斎 松米」

甲府の雛問屋「松米」の引札
甲府の雛問屋「松米」は、江戸時代中期から昭和戦前まで甲府で雛人形や端午の節句飾り、だるまなどを製作して販売した「松城屋」という屋号の雛問屋です。初代から明治の10年代以前は店の通称を「松伝」と名乗っていました。(写真は「松米」の引札『美術 雛人形 ?ニ雛道具各種 甲府八日町 松榮斎松米商店 電話四十六 振替二百三十二番』)
江戸時代から明治、大正・昭和期に存在した甲府の雛問屋は「おかぶと(カナカンブツ)」「横沢びな」「甲州ダルマ」といった独特の在地の節句飾りや雛、玩具を生み出してきました。
 「松伝」・「松米」という通称を持った「松城屋」の店の場所については、江戸中期の初代より甲府横沢町にありましたが、明治期に入って、火事によりいったん柳町一丁目に移転。その後、明治5年から16年の間に代替わりして「松米」と改称し、三日町一丁目九番地に出店。さらに、明治24年頃には八日町一丁目に移転したという経緯が判っています。


○博アーカイブはこちら
人形の木箱に貼られた『松榮斎 松米作』のラベル (南アルプス市文化財課所蔵)]
男女一対の内裏雛の入った箱の表ラベル『松榮斎 松米作 印』(南アルプス市文化財課所蔵)
雛人形の底に貼られた『松榮斎 松米製』のシール(南アルプス市文化財課所蔵)
『松榮斎』という斎号が入っています。
雛人形の底に貼られた『松榮斎 松米製』のシール(南アルプス市文化財課所蔵)
『松榮斎』という斎号は、「松米」の抱える職人たちが所属する工房の名称でしょうか?
松米という屋号の雛問屋は戦前までに廃業し、松本家は大正7年頃から甲府の中心街で「富士館」という映画館(三日町拾番地)も経営されたようです。

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