Mなびコース一覧
  • MなびAR App Store
  • MなびAR Google play

ご登録済みの会員様はこちらよりログインすることができます。

ログインID:
パスワード:

※アンケート・クイズへのご参加は会員登録が必要です。

ログインID、パスワードがわからなくなった方は、こちらにメールアドレスを入力して「再発行」ボタンを押すと、ご登録のメールアドレスへIDと再発行されたパスワードをお送りいたします。

メールアドレス:
  1. ホーム
  2. >種別・テーマで選ぶ - 産業
  3. >昭和11年の中島商店通帳

種別・テーマで選ぶ - 産業

昭和11年の中島商店通帳

これは、昭和11年の通帳(かよいちょう)です。
この通帳は野牛島にある中島商店で発行されたものでした。
現在でも、少量ずつですが、魚やお肉、野菜、果物、お菓子に日用雑貨、子供向けの駄菓子もありますし、電化製品だって売っています。
毎日開いているし、まさに地域に不可欠な商店です。


○博アーカイブはこちら
昔(昭和30年代初期くらいまで)は、お店で買い物をする際に現金を持っていかずに、このような通帳を持っていきました。
買ったものの日付や商品名、値段を記入してもらい、盆暮れやお米や繭の収穫時、月末などにまとめて代金を払えばよいのです。
野牛島諏訪神社向かいにある現在の中島商店現在の店主に確認したところ、この通帳の表紙に中島栄七商店とあるのは、2代目の店主だそうです。
はっきりは分かりませんが大正時代からの創業で、場所は変わらず苗敷道(ないしきみち)通り沿いにある諏訪神社の向かい、
初代は丑松→2代目栄七→3代目章一郎→現在の店主の4代目は電気屋さんもはじめた洋雄氏です。
中を見てみますと、この年最初の買い物は1月18日・23銭・うむどん(うどん)。
酒や焼酎、線香、マッチなど当時の物価もだいたいわかりますね。頁をめくると、4月末に相済の印があり、合わせて3円14銭の支払いをしたことがわかります。
その他、8月のお盆の時期にきなこと蜜を買っていることから、現在でも受け継がれている山梨のお盆の習慣が見えてきます。
この日、お久保の中島家では「安倍川(餅を搗いてきなこと黒蜜をかけたもの)」を食べたと想像できますよね。
通帳からそんな日常生活も垣間見えて、面白いです。

最新のコメント

ログインしてこのスポットへのコメントをお願いします。
現在このスポットへのコメントはありません。